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肩こり

肩こりに関係する筋肉は、肩上部、頸、肩甲骨、背中など多くの部位に存在し、また、付着している筋肉の種類も多く、様々な動作の時に互いに連携し合いながら微妙な調整をして、成り立っているのが実状です。いかに私達の日常生活動作(ADL)で無意識のうちに微妙な動きが多くそれらの動きにスムーズに的確に対応しているかが良く分かります。


その中でも肩こりは主に「僧帽筋」という筋肉が付着する主に肩上部が硬くなり、血行不良や滞りにより局所に様々な病苦を呈した状態を言います。主な症状としては重っ苦しいという症状です。大体は慢性的なものが多く、昔から沢山酷使していたり、同じ姿勢を取るが故にどうしても肩上部が硬くなってしまうのです。
あと、猫背の方にも肩こりは多くなります。また、気疲れ、眼精疲労、歯のかみ合わせなどもとても関係が深く様々な要因が関係します。
放っておくと頭痛の原因になりますので早めの対処がとても大切です。また、硬さはなくともパンパンに張った状態で硬くなっている人もいます。
あまりにも硬い凝りや緊張が取れない場合、於血の可能性があります。



ガラス玉でカッピングし、於血を取り除く刺絡治療を行って行きます。
症状が軽い場合はうつ伏せで鍼を刺して行きますが、


肩こり、頸こり、肩甲骨のこりは角度をつけて鍼を刺入する方が効果も高く、効率も良いので、肩こり、頸こり、肩甲骨のこりの治療は基本的に当院では横向きで行います。


また、東洋医学的な診察で言うならば、肩こりの原因の一つに気虚が挙げられます。


これは気の使い過ぎや気疲れが主な原因です。また、喫煙の習慣によりタバコの吸い過ぎが原因となって慢性的に肺の機能が落ちている人も気虚に陥い勝ちです。


なんだか声に元気がないとかいう場合気虚が原因の事も多いです。気虚は主に肺の変動が挙げられます。
しかし肺の変動と言っても気虚ではなく気実の事もあるので注意が必要です。肺の気が強すぎて実の場合には肝経が弱くなる事が多いです。
それぞれ体質が違うので一概には言う事はできませんが、慢性的な肩こりを抱える人の中には肝経腎経が虚となって気が上に昇り「のぼせ型」の肩こりを呈している人も多く見受けられます。その様な場合、気を上から下へ下げてやる治療が基本となります。ですので、「肩こりだからどこ」という様な「定義付け」は極めて危険であり、専門家の脈診が必要です。


どうぞ悩んでいる方は当院にご相談ください。


経絡的には肩こりは全ての経絡が関係ありますが、中でも大腸経、胆経、膀胱経、三焦経、胃経、がとても関係が深いです。また、症状が軽い場合や後に説明する自律神経神経から来る肩こり、頸こり、肩甲骨のこり、若しくはその他の理由がある場合にはうつ伏せで行う事もあります。

また、硬さや緊張が確認出来なくても、肩こりがするという時もあります。自律神経など不定愁訴から来るときです。
そんな時にはあまり太い鍼は用いず、接触か、細い鍼を使用します。
そして、脈診を中心に、場合のよっては腹診、舌診を交え、働きの悪い五臓を見つけ出して、そこを中心に治療して行くと全身の気の流れが整い、軽快して行く事が多くあります。
当院を受診される患者様の疾患の全般的に、肝経の変動、所謂弱りや滞りが比率的に非常に多くに多く、肝経を少しでも良い状態に保つ事は非常に大事なんだなと思い知らされると共に肝経は様々な病気、生活のシチュエーションで耐えているのだなと思い知らされます。まさに「沈黙の臓器」という事なのではないでしょうか?しかし、その日その日の体調や、季節、気候によって弱い臓腑の経絡は変わりますので、ただ安直に「肝臓経だけやっていれば何とかなる」というものではありません。
それに同じ肝臓経だけ取ってみても良い脈の出来るツボはそれぞれの体質とその時の状況で変わって来るのです。とにかく当院はどんな症状の方も、皆さんまずは脈診によって全身の状態を把握し、整えてから治療していきますので、ご安心ください。